ランドドゥエラー

Redesigning excellence

ランドドゥエラー

技術的改革と美的進化 ― ランドドゥエラーは、ロレックス マニュファクチュールの歴史において新たなマイルストーンとなる大きな成果だ。

ダイナパルス エスケープメント
ダイナパルス エスケープメント

ダイナパルス
エスケープメント

革新的なメカニズム

ダイナパルス エスケープメントは、新しいキャリバー 7135の調速機構における最大のイノベーションだ。このシーケンシャル ディストリビューションエスケープメントのために7件の特許が出願された。従来のスイスレバー脱進機に代わる革新的なこのエスケープメントは、その精緻な構造により、回転運動を通じて動力を振動子に伝達させる。

主にシリコン製部品で構成されるダイナパルス エスケープメントは、非常に軽量で磁場の影響をほとんど受けない。そのエネルギー効率は一般的なメカニズムに比べて大幅に優れている。

バランススタッフ

セラミック製
バランススタッフ

振動子の心臓部

ムーブメントの調速機構のもうひとつの部品である振動子にも、素晴らしい革新的技術が採用されている。強い磁場への耐性を実現するために、この部品にはさまざまな素材が使用されている。

テンワは最適化された真鍮製で、ロレックスがこのタイプの合金を使用するのは初めてのことである。ホワイトセラミック製のバランススタッフは、2つの技術的課題への挑戦だった。第一に、この特許取得のバランススタッフは、ロレックス独自の新しいハイテクセラミックで作られている。次に、ロレックスで初めてレーザー加工により成形されている。

このセラミック製バランススタッフは、両端を最適化されたパラフレックス ショック・アブソーバにより保護され、あらゆる向きにおいて振動子の耐衝撃性を高めている。

バランススタッフ
シロキシ・ヘアスプリング

5 Hzの振動数
新たな歩度

時計製造界では稀で、ロレックスでも初の振動数。シリコン製シロキシ・ヘアスプリングを備えた振動子は、5 Hzの振動数または毎時36,000回振動し、これは10分の1秒までの時間を計測できるほどのペースだ。この歩度により、時計は着用者の動きの影響を受けにくくなり、計時精度がより維持される。

振動数が高いほど大きなエネルギーを必要とするが、キャリバー 7135は約66時間という十分なパワーリザーブを保証する。これは、エネルギー効率が大幅に向上したダイナパルス エスケープメントの性能により実現した。

エバーローズゴールド製のランドドゥエラー

フラットジュビリーブレスレット、新たな設計のオイスターケース
一体となる

ランドドゥエラーのデザインは、ブレスレット一体型の時計に分類される。新しいフラットジュビリーブレスレットのラインが、全面的に再設計されたオイスターケースのシルエットに溶け込む。ロレックスのメタルブレスレットの中でも特徴的な、表面が平らなリンクで構成されている。

ケースサイド、わずかに高くなったセンターリンク、そしてサイドリンクのエッジはポリッシュ仕上げが、ミドルケース上部とサイドリンクはテクニカルサテン仕上げが施され、ケースからブレスレットまでこれらの仕上げが交互に続いている。これによりタイムピース全体の調和が生まれる。時計の洗練されたシルエットに目を向けると、ケースとブレスレットのトップエッジの面取りにはポリッシュ仕上げが施され、光輝く輪が浮かび上がる。

ランドドゥエラーは新デザインのフルーテッドベゼル、もしくはダイヤモンドがセットされたベゼルを備えており、コンシールドタイプのクラウンクラスプが優雅さを高めている。

ハニカムダイアル
幾何学模様の
新たなダイアル

ランドドゥエラーのアイデンティティは、ダイアルの複雑さに注目することで見えてくる。

斜めのフランジに縁取られたこのグラフィックダイアルには、伝統的および最先端の技術力を示すハニカムモチーフがあしらわれている。インテンスホワイトダイアルのサテン仕上げとアイスブルーダイアルのサンレイ仕上げは、伝統的な時計製造技術の賜物だ。ハニカムの構造と、各セルを隔てる溝に見える繊細な光沢のある同心円状のサークルを作るためにハイテクレーザーが使用されている。

ランドドゥエラーには、あらゆる状況で最適な視認性を実現するクロマライト ディスプレイを備えたモデルもある。洗練された針、オープンデザインの6と9の数字、両端まで発光素材が施されたインデックスアワーマーカーは、このモデルのために特別にデザインされた。秒針にはハニカムモチーフのセルの形を模したカウンターウェイトが配され、象徴的にランドドゥエラーの美学を完成させている。

ハニカムモチーフダイアル

トランスパレント
ケースバック

卓越性への窓

ランドドゥエラーは、サファイアクリスタルのケースバックからムーブメントを見ることができる。キャリバー 7135のデザインは細部に至るまで入念に作り上げられている。18 ct イエローゴールド製の開口部のある回転錘(ローター)を備え、ブリッジにはロレックス コート・ド・ジュネーブ装飾が施されている。この伝統的なロレックス コート・ド・ジュネーブ技術の独自の再解釈は、縞模様の間に細かいポリッシュ仕上げの溝があることが特徴的だ。その他にも、メインプレートのサーキュラーグレインや、香箱の角穴車のスネイリング、バランスブリッジの曲線状のサテン仕上げなどの仕上げが、繊細な光のきらめきを作り出している。

また、この新しいムーブメントの回転錘(ローター)とブリッジのひとつには、それぞれ「Chronometer Perpetual」と「Superlative Adjusted」の文字が刻印されている。そして、精度、パワーリザーブ、信頼性において卓越した性能を発揮する。

トランスパレントケースバック
ランドドゥエラー 40

さまざまな素材

ランドドゥエラー 40
ランドドゥエラーのコレクションは36 mmと40 mmのサイズで展開され、すべて水深100 mまでの防水性能を保証する。インテンスホワイトダイアルを備えたホワイトロレゾールモデル(オイスタースチールとホワイトゴールドの組み合わせ)と18 ct エバーローズゴールド製モデル、またはアイスブルーダイアルを備えた950 プラチナ製モデルがある。貴金属製モデルには、トラペーズカットダイヤモンドをセットしたベゼルとバゲットカットダイヤモンドのアワーマーカーを配したダイアルを備えたものもある。
ロレゾール
1930年台初頭以来ブランドの特徴となっているロレゾールは、オイスタースチールとゴールドの組み合わせで、洗練と堅牢性がパ・ド・ドゥ(Pas de deux)のように寄り添ってきた。ランドドゥエラーのホワイトロレゾールモデルは、オイスタースチール製のブレスレットとケースに、ホワイトゴールド製のフルーテッドベゼルを組み合わせている。
エバーローズゴールド
ランドドゥエラーの18 ct ホワイトもしくはエバーローズゴールド製の部品は、純金750‰(千分率)に銀、銅、パラジウムを混合して作られている。いずれもすべて自社の鋳造所で製造し、鋳造されている。これらの貴重な合金は、格別な輝きにより際立っている。
プラチナ
ランドドゥエラーには、950 プラチナ製のモデルもある。最も高貴な金属とされているこの希少かつ貴重な合金は、950‰(千分率)のプラチナとルテニウムを混合したものだ。比類なき鮮やかな白銀の輝きが印象的な上に、優れた耐腐食性を誇る。
ダイヤモンド
ランドドゥエラーにはダイヤモンドを配したモデルもある。これらのモデルはジェムセッティングの技術におけるロレックスの専門知識を示している。ロレックスは最高品質の天然由来の貴石のみを使用している。ダイヤモンドは宝石鑑定士により入念な検査と選別が行われた後、時計に輝きを与える技術を極めるジェムセッターに委ねられている。