3、6、9の数字とクロマライトディスプレイ
象徴的なダイアル
厳しい自然に挑む人々にとって、瞬時に読み取ることができるツールは極めて重要である。3、6、9の数字を配した特徴的なブラックダイアルとクロマライト ディスプレイの際立つコントラストにより、エクスプローラーはあらゆる状況下で最適な視認性を保証する。
数字、アワーマーカーと針に施された発光素材は、日光の下では鮮やかなホワイトで、暗闇では強いブルーの光を放つ。2008年に登場したロレックス独自のクロマライト ディスプレイは、2021年に新しい物質の使用により最適化され、ブ ルーの光がより長く持続し、日光の下ではより明るい白を発色する。この発光素材の性能は、時計製造界における基準を明らかに超えるものである。
複雑な製造工程の成果であるこの素材は、さまざまな金属酸化物からなる超微粒子パウダーを高温で焼成し、液体樹脂と混合することで得られる。針、数字とアワーマーカーには、手作業でこの素材がコーティングまたは充填される。この工程は、素材の量を完璧に量り、ロレックスの卓越性の基準を満たす均一な結果を得るために、非常に高い精度を要する。
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トゥインロックリューズ
二重防水システム
1953年に発表されたトゥインロックリューズは、2つの防水ゾーンを備えている。防水密閉のためのポリマー、オイスタースチールや18 ct ゴールドなど、本質的な性質に基づいて厳選された素材からなる約10の部品で構成されている。
密閉してオイスターケースにねじ込まれるトゥインロックリューズは、エクスプローラーの水深100 m(330フィート)までの完全防水性能に寄与する極めて重要な部品である。
ロレックス ウォッチでは、その材質により 、リューズに施されたクラウンマークの下の1つまたは2つのドット、またはラインでトゥインロックシステムを認識することができる。
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キャリバー 3230
高性能ムーブメント
高精度クロノメーター認定のエクスプローラー 36とエクスプローラー 40には、キャリバー 3230が搭載されている。このパーペチュアルローターを備える自動巻機械式ムーブメントは、ロレックスが完全自社開発・製造したものである。
2020年に発表されたキャリバー 3230には、ブルー パラクロム・ヘアスプリングが採用されている。耐衝撃性と強い磁場への耐性があるこのヘアスプリングは、温度変化にさらされても極めて高い安定性を保つ。このムーブメントは、ニッケル・リン合金製で磁場の影響を受けにくい 、特許を取得したクロナジー エスケープメントも備えている。
ムーブメントの振動子は可変慣性をもつ大きなテンワを備え、ゴールド マイクロステラ・ナットにより精密に調整され、高性能パラフレックス ショック・アブソーバに取り付けられている。
テクノロジーを結集したキャリバー 3230は、数件の特許を申請している。特にクロノメーター精度(日差-2~+2秒)、パワーリザーブ(約70時間)、耐衝撃性、利便性と信頼性において際立った性能を発揮する。
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