A new impulse

高性能ダイナパルス エスケープメント。2025年にランドドゥエラーのキャリバー 7135に初めて採用され、スムーズでリズミカルな動きにより振動子にエネルギーを伝える。この技術革新は、約10年におよぶ研究開発の成果である。

特許を取得した画期的な設計は、従来のスイスレバー脱進機とは一線を画し、時計製造界に新風を吹き込む。専用に設計されたシリコン製部品で作られており、磁場に対して高い耐性をもつ。また、効率的な輪列機構によりムーブメントは5 Hzという高振動で駆動し、優れたパワーリザーブも実現している。時をつかさどる鍵となるこの機構は、計時精度をもたらす律動を再定義する。