
クロナジー
Nothing escapes us
2015年より採用されたこのメカニズムは、時計の鼓動を一定に保つために確かな精度でエネルギーを伝達する。ガンギ車とアンクルは、システム効率を最大限に高めるために再設計された。
基本的な原理はシンプルなものである。2つの爪を備えたアンクルが、小刻みに動きながらガンギ車の回転を制御する。爪の1つがガンギ車の回転をいったん止めて解放すると、もう1つの爪が同じ動きを引き継ぐ。その連続した動きが「チクタク」という機械式時計特有の音を生み、1拍もスキップすることなく1秒間に8回、そして1時間に28,800回繰り返される。これは14,400回の「チク」と同数の「タク」に相当する。メトロノームのような永続的なリズムが、すべての歯車を動かし時計に命を吹き込む。これは、時を制する上で私たちが何ひとつ見逃さないということを証明している。
