ユジャ・ワン

天性の卓越した才能

1987年に北京で生まれたユジャは、6歳で演奏を始め、北京中央音楽学院で学び、その後カナダに移住した。

15歳でアスペン音楽祭のコンチェルト・コンペティションで優勝した彼女は、プロとしてのキャリアをフィラデルフィアのカーティス音楽院在学中にスタートさせた。

2007年、わずか20歳にして、彼女はボストン交響楽団のソリストであるマーサ・アルゲリッチの代役を務め、その演奏で世界的評価を得て、国際的な脚光を浴びた。

彼女のレパートリーはバロックから現代音楽まで多岐にわたる。ユジャは、スカルラッティからリゲティまで、その間のあらゆる年代のクラシック音楽すべてに情熱を注いでいる。2009年、彼女はドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、数々の評価の高いアルバムを世に送り出した。彼女の作品は数々の賞を受賞しており、グラミー賞に5度ノミネートされ、2024年には「アメリカン・プロジェクト」で初めてグラミー賞を獲得した。ユジャは、世界のトップオーケストラや、同じくロレックス テスティモニーのグスターボ・ドゥダメルやヤニック・ネゼ=セガンなどの指揮者と定期的に共演してきた。