2013年
2色のセラクロム ベゼルインサート
2013年、ロレックスはブルーとブラックのセラミック製セラクロムインサートを備えたGMTマスター Ⅱを発表し、翌年にはレッドとブルーのセラミック製セラクロムインサートを備えたモデルが登場した。1つのセラミック部品として製造された2色のベセルは、いずれも世界初であり、時計製造におけるセラミック使用のマイルストーンとなった。
あくなき挑戦
2013年、ロレックスはブルーとブラックのセラミック製セラクロムインサートを備えたGMTマスター Ⅱを発表し、翌年にはレッドとブルーのセラミック製セラクロムインサートを備えたモデルが登場した。1つのセラミック部品として製造された2色のベセルは、いずれも世界初であり、時計製造におけるセラミック使用のマイルストーンとなった。
ロレックスは、クラシックからインスパイアされた12のモデルから成る、新しいチェリーニ コレクションを発表した。このコレクションは、ロレックスのノウハウと高い完璧性を兼ね備え、時代を越えたフォルムが時計製造の伝統を体現している。落ち着きのある洗練されたライン、高貴な素材、贅沢な仕上げなど、あらゆる細部において伝統的な時計製造の美学そのものである。
ロレックスは、自社開発したシリコン製シロキシ・ヘアスプリングを採用した新しいキャリバー 2236を発表した。このキャリバーによって小型の腕時計に比類なきクロノメーター性能が備わった。この機械式自動巻ムーブメントは、ロレックスが完全自社製造し、新世代ムーブメントの到来を宣言している。
空間というものを再考し続け、時を超越したイノベーションに努力を重ねるロレックスは、建築も活動分野の一環とみなしている。ロレックスは、世界屈指の建築フォーラム、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展のエクスクルーシブ・パートナーおよびタイムピースとして、建築の進歩に貢献してきた。
ロレックスは、デイデイト 40に搭載されたキャリバー 3255を発表。この新世代機械式ムーブメントは精度、パワーリザーブ、信頼性、耐衝撃と耐磁性、そして調整時の操作性に新たな基準を打ち立てた。パワーリザーブは3日間に延長(約70時間)。先代に比べて24時間(50%)も長くなった。
ロレックスは、新しい革新的なブレスレット、オイスターフレックスを発表。ロレックスが開発・特許を取得している。外洋で活躍する時計、ヨットマスターのブラックダイアルとベゼルを備えた18ct エバーローズゴールドモデルに初めて採用された。ブレスレットはメタルブレスレットの堅牢性と信頼性に、エラストマー ストラップの柔軟性、快適性、美しさを備えている。その内部には超弾性のメタルブレードが備わり、高性能のブラックエラストマーで覆われている。
すべてのロレックスウォッチは、2015年にロレックスが再定義したSuperlative Chronometer(高精度クロノメーター)認定である。この独自の称号は、ロレックス独自の基準に基づいて行われる一連の検査を通過したことを証明している。高精度クロノメーターには、 5年間の国際保証が適用される。
ロレックスのチェリーニ ムーンフェイズには、6時位置にブルーのエナメル ディスクが配され、満月と新月を表示する。満月はメテオライトのアップリケ、新月はシルバーカラーのリングで表される。満月と新月が太陰周期に従って回転し、サブダイアルの12時位置のインジケーターで月の満ち欠けを読み取ることができる。このモデルの特許を取得したムーンフェイズモジュールは、天文学的正確性を122年間保つ。
伝説的な映画の数々に登場してきたロレックスの時計は、何十年にもわたり、象徴として強い存在感を示してきた。2017年にロレックスは、1929年からロサンゼルスでアカデミー賞授賞式を主催する、映画芸術科学アカデミーのエクスクルーシブ・ウォッチとなった。ロレックスは、映画史の保護を目的とするアカデミー映画博物館の創設サポーターも務めている。
ロレックスは、環境問題に関する研究を支援してきた。この支援をさらに強化し、パーペチュアル プラネットと呼ばれるプロジェクトを開始した。気候変動の研究のためのナショナル ジオグラフィック協会との協力関係の締結、生物学者シルビア・アールの海洋保護プロジェクトであるミッション・ブルーの支援、そして人類の福利と環境を守るための知識の向上を目指すロレックス賞もその一環である。
2019年、ロレックスはクレーコートで行われる唯一のグランドスラム大会である、全仏オープンのプレミアムパートナーおよびオフィシャルタイムキーパーとなった。ロレックスとウィンブルドンのパートナーシップは1978年に始まり、テニスとの絆を強化し続けている。ロレックスは、主要なテニス大会に関わるようになり、現在ではグランドスラム4大会のパートナーとなっている。
SailGPは、卓越したパフォーマンスを発揮する最先端のカタマランで、競技セーリングの世界を再定義する。飛ぶように進むヨットは、史上最速の船団を形成する。2019年、ロレックスはセーリングの最高峰の才能が集結するこのレースの創設パートナーとなり、約70年にわたるヨットの世界との長い絆を強めている。
キャリバー 2232とキャリバー 3230は、ロレックスが完全自社開発・製造した機械式自動巻ムーブメントである。技術が凝縮されたこれらのムーブメントは、数件の特許を取得している。キャリバー 2232は、シリコン製のシロキシ・ヘアスプリングを備えている。キャリバー 3230は、ロレックスがニオブとジルコニウムの独自の合金から製造し、最適化されたブルー パラクロム・ヘアスプリングを備えている。キャリバー 2232には、常磁性ニッケル・リン合金製のガンギ車が採用されている。キャリバー 3230には、同じ合金から製造し特許を取得したクロナジー エスケー プメントが採用されている。
2021年、ロレックスは全米プロゴルフ協会とのパートナーシップを更新し、同協会の傑出した大会である全米プロゴルフ選手権のオフィシャルパートナーおよびオフィシャルタイムキーパーとなった。ロレックスは、すべての男子・女子のメジャー大会に関わり、主要な団体戦であるライダーカップのワールドワイドパートナーも務めている。
プロゴルファーのみで競い合う唯一のメジャー大会である全米プロゴルフ選手権は、アメリカで最も熾烈な争いとなるコースで開催され、世界ランキングの上位100名 のゴルファーが集結する。
ロレックスは、950 プラチナ製のデイデイト 40で同素材のフル―テッドベゼルを備えたモデルを初めて発表した。ベゼルのフルーティングに使用するギョーシェをこの「最高級の金属」で実現させるためには、数年にわたる研究が必要だった。この技術的偉業は、ロレックスのノウハウの発展の新たな一歩となり、プラチナ製のフルーテッドベゼルは、ロレックス スタイルの伝統の一部となった。
オイスター パーペチュアル ディープシー チャレンジは、2012年3月26日、マリアナ海溝の海底への歴史的潜水に向けてジェームズ・キャメロンのために開発された試作モデルからインスピレーションを受けている。ダイバーズウォッチにおけるロレックスの長年の経験とノウハウが見事に集約されている。RLXチタンで製造され、ヘリウム排出バルブとリングロック システムを備えるディープシー チャレンジは、外洋や潜水艇、高圧室など、あらゆる潜水に対応できる。水深11,000 m (36,090フィート) までの防水性能を持つこの新しいモデルは、深海探査における重要なマ イルストーンである。